軽率に恋する

好きなものを好きと言う勇気、それな

KAT-TUNヤクザの話

ニノ担が上田に落ちたというブログを読みましてね、気持ちわかる!とエア握手かわしまして。なのでまた、待てど暮らせど中身のない話をしにきたよ!!!!




10ks完落ちな私だけど、実は5人でステージに立ったライブからは初のカウコンを除いてなんだかんだ欠かさずに入っていて。(気づかなかった)KAT-TUNのドームって最高じゃん?と軽いノリでCHAINに至っては泊りがけでドーム2daysしてる。全然軽くない。が、何度足を運んでも、マリアンの地縛霊になった以外KAT-TUNにハマることはなく。逆になんでハマらなかったか問いたい。


ではなぜ、今、ここまでKAT-TUNが好きになってしまったのだろう。


振り返る2014年。お誘いいただいた地元の仙台公演、come Here。バンドでもないのにメインステージだけなんてクレイジーな奴らだぜとスカしながら足を運んだ。スタンド後ろから2列目、中丸の顔好きなんだよね〜見えるかな〜などと話していた開演前、終演後には上田にメタメタ心奪われてた。瓶で人を殴るなんてハロークレイジーどころの騒ぎじゃない。傷害罪。手拍子して煽るKAT-TUN担も、気付いてないと思うけどおかしい。


ほぼ最後列ではあったけど、例に漏れず控えめに言って最高だった。ねぇみんな知ってた??メインステージだけで、ジャニーズのライブも成立すんだよ!!!!!ファンサ団扇どころか顔団扇も花かんむりも背中の汚いチューブトップ野郎も少ねぇ!!!!!!誕生日だという女の子に、亀たんがバースデーソング歌っても穏やかなの!!!!!えぇ!???!!私も誕生日なんだけど(怒)って地団駄する人いないの!???!!!!なんで血が流れないの!???!!!



そこからあれよあれよと2014-2015カウコンに飛び、quarter、そして10ksで見事にKAT-TUN沼で潜水を始めました。もう息継ぎする気ない。ボンベ背負って潜水始めてんの。軽率すぎ、本当軽率に恋する。えぇ、だからなんだと言う話です。ちなみにこれ、前置き。驚いた?前置きが長い。




本題は、だから怒っているという話。もうめちゃくちゃに怒っている。興奮してたのに突然怒りだす。さて誰に、何に。話の流れからしてKAT-TUN

まぁそれもハズレではない。正直、おじさんに片足乗せてんのに、そんなに魅力的でどうするつもりなのとは思ってる。正気です。けど違う。怒りの矛先を向けているのは、KAT-TUN担だ。



何を怒っているのかわかるだろうか。怒ってないけど。まぁわかるまい。わかるまいな!!!!!!




何も知らなければ、私は今も平凡にHey!Say!JUMPだけをまっすぐに追いかけているはずだった。Ya-Ya-yahの頃から八乙女光が好きだ。今さら誰かに揺らぐ事があろうかとあぐらさえかいていた。おデコこそ広いけれど、なんてったって顔がめちゃくちゃに好きだ。人類で一番タイプだと言っても過言ではない。


そんな中、KAT-TUN、好きなんでしょう…?ともう一人の私が囁いた。気づいてた、中丸の顔もまた、めちゃくちゃにタイプなのだから。光くんが中丸に似ているとKAT-TUNにいじめられて泣いただけある。(語弊)けど、そんな馬鹿な。


すでに私はHey!Say!JUMPでいっぱいいっぱい。仏の様な眼差しで可愛い彼らを愛で、いまいちダサい曲を聴きこみ、その中で輝くダサくない顔の彼らを目一杯見つめていた。ちなみに光くんの服はいつでもダサかった。そんな中でKAT-TUNの魅力に気づける余地がない。簡単に言うとお財布事情が追いつかない。


それなのに、KAT-TUN担はそんなこと構わずに言う、KAT-TUNはいいぞと。知っているんだ。知らないフリをしているだけで、本当は気づいているんだ。けどもう気づかないフリなんてできなかった、というか、気づかないフリをさせてくれなかった。



何が言いたいかって、



KAT-TUN担、マーケティング上手すぎ!!!!!!




KAT-TUNヤクザ!!!!!!!




もう、すごい的確に突いてくる。ちょっと気になって「KAT-TUN」って検索かけてみろ、スッゲェ腕広げて待ってる。受け入れの態勢。なんならすごい腕伸ばしてる。あれ、ここよくある海の心霊スポットかな?飛び込む少年の下で無数の腕が伸びてるやつかな?


一つ関係ないことを言わせてもらうと、「上田」で検索すると全然知らない楽しそうな上田君のプラ写がでてくるし、「竜也」で検索すると藤原竜也が出てきて大変苦労した。最終的に「腹筋 金髪」と藁にもすがる思いで上田竜也探したから本当に頑張って欲しい。



come HereでKAT-TUNに落ちた人をよく見かけた。見かけたというか、わざわざ検索かけてたからよく目に入った。そんな人達に向けて的確に良さをアピールしてくる。


「可愛いですよね♡」とか、「かっこいいですよね♡」で終わらない。「カッコよさで落ちたならこのDVDを入り口に」「可愛さでやられたならコレを見て欲しい」「歴史が知りたいならコレを読んでほしい」とまとめあげてくる。驚いたことに、マーケティング上手な人達はだいたい言っている事が同じ。

ライブに関してはわかりやすく派手に魅せている点、ドラマにバラエティにとJr.時代から様々な露出の素材が豊富な点、あと、ファンもいい意味で大人になった点も大きな要因だと思う。


与えられる情報に無駄がない。SNSは載せられる画像枚数が増え、動画も簡単に載せられるようになった。情報過多の中、どこぞの知らぬ上田が出てきて右も左も分からぬ者が、それめがけて情報を選択出来たのは有り難かった。

もっと知りたい見たいと辛抱たまらず、金欠中にも関わらず2013-2014カウコンとCHAINはまとめ買いしてしまった。全く、悪いKAT-TUNヤクザ達!


また逆に、爺孫、ロバ丸、市ヶ谷、でんでん、バタフライ…一目ではわからない単語をよく落としていた。


KAT-TUN担はズルい。びっくりした。あんなにギラギラして厳つい奴らに平気で可愛いニックネームつける。つける、というか、ほぼ公式で笑う。ゆっちって、お前今何歳だよって思った。愛してる。



そして1番にびっくりしたのは懐の広さ。懐の広さ、というのは違うだろうか。余裕がある。KAT-TUN担のマーケティングの上手さや幅の広さはここから来ているのではと思う。

どこよりも新規を嫌う人が少ないように感じた。もちろん、それを良しとしない層も恐らくいるはずだが。


「良い」と声を上げる人に、もっとおいでと手を伸ばす人、早くこいと背中を押す人。入口で迷ってる人にひどく優しい。


永遠の新規と野次られた人も過去にはいた。それも大量に。そんな永遠の新規も気づけば立派な10年選手らしい。はやい。


デビューという「永遠の切符」を手にした彼らを、誰もが無敵だと信じて疑わなかったと思う。かく言う私もトンデモナイのがやっとデビューしたなと思っていた。が、二度、三度と大切なモノを失ってしまった。存在もさることながら、ストーリーもトンデモナイ。去っていった者と、去らなければならなかった者。そして、KAT-TUNで居続ける事を望んでくれた者。


何度も悲しさ、悔しさを乗り越えたファンの気持ちは伊達じゃない。なんだこいつらと見切ってもよかったのに。見続けたいと決めたから「応援する」という大切さをどこよりも知っているのではないかと思う。たった1人が心から小さく好きだと叫んでも、大勢でなければ先が見えなくなる事をどこよりも知っているし、恐れているのではなかろうか。


永遠は与えられるものではなく、支え創り上げていくことがこの世界は必至。気持ちが重いも軽いも、どちらが偉い、賢いなんてことはない。需要があるかないか。そんな事を4人から3人へ変化する過程をリアルタイムで見てきて、改めて考えさせられた訳で。この考えがすでに重量級。気持ちのダイエットも始めたい。



ジャニオタ界では一途に応援することが私の中の正解だと思ってきた。だから好きだと認めることに時間がかかってしまった。腕を引っ張られても、背中を押されても、頑固にHey!Say!JUMPだけをと認めなかった。けど、別に何も悪いことしてないじゃんと拳銃を差し出された、KAT-TUN担に。KAT-TUN最高じゃん、それでいいじゃん、ね。なんて。



そうだ別に何も悪くないじゃん。好きな人が多いからってなんだなんだ。魅力的なものを魅力的だと叫んで何が悪い。


KAT-TUNに育てられたKAT-TUNヤクザ達は人を沈めるのが上手い。


なんとまぁKAT-TUNが充電期間に入ったもんだから、KAT-TUN担がこぞって歴史を振り返り出してるそうじゃないか。恐ろしい!!!!!


今日も朝から元気に人を沈めている。あぁKAT-TUNヤクザ。


誰かがどこかでお金が足りないとヒーヒー言っているだろうな!!!!!私もだよ!!!!!



あぁ!!!好きがいっぱいで楽しい!!!!